必要のないものはいらない!人間のツケ

2011.10.24

天然資源というのはどういう性質を持っているのでしょうか。最近、風力発電がもてはやされています。自然のエネルギーを利用する環境に優しい発電方法とされています。自然利用の哲学という見地から風力発電と自然の関係を考えます。風は太陽エネルギーの受ける度合が場所によってすこし違い、その差によって発生しているといえます。したがって風は自然を構成している大切な作用の一つなのです。風によって空気が循環し、気温が安定し、植物の種が運ばれ、濡れたものが乾燥します。濡れたものというのは人間の洗濯物もありますが、自然の草木や土地なども風によって水分が蒸発し温度や湿度を一定に保ちますし、風によって海から水が雲となり、雨となります。もし、風のエネルギーで電力を作るとそれだけ風の力は弱くなります。例えば10キロワットの力を持つ風から2キロワットの電力を起こしますと、発電効率が40%としても5キロワットの力が風から奪われ、風は半分の力になります。風のエネルギーで電気を起こしても、電気だけが起きて風は相変わらず吹いていると思っている人も多いようです。無から有はない、ということで、風力発電をすると風の力が落ち、海から蒸発する水は減少して雨が少なくなり、森林は空気が入れ替わらず、生育する木の数も減少します。このような当たり前のことが議論されないのは、自然というものを理解していないこと、まだ大自然は人間に比べて大きいと錯覚しているからです。今や、人間の活動は自然を上回っているので、もし風力発電で現在の日本が必要とする電力をまかなうとすると、自然の破壊は原子力発電より遥かに大きくなるでしょう。