戦勝景気に沸く日本は、三七年四月には中山太陽堂から「クラブ洗粉」、同月平尾賛平商店から「乳白化粧水レート」、八月長瀬商店の「赤門白粉」、一一月資生堂の「かへで」「はな」など化粧品業界各社から新製品の発売が相次ぐ。華やかな宣伝広告と一体になって消費財産業が発展する時代となるが、その背景には卸売業の興隆があった。東京小間物卸商組合が、三年前の明治三六年に化粧品の名称を組み入れ、「東京小間物化粧品卸商組
難攻不落な女性を抑楡... の続きを読む
話をいただいてから、すべての商品が開発を終え、ラインナップが揃うまでに要した時間は二年半です。この間、化粧品を具体化してくれる研究者たちとは何度も火花を散らし合いました。私か創りたいものは、どれもがこれまでの業界になかったもの。ですから見本にできる商品がありません。自分でブレンドした現物を見せ、どういう色を混ぜたか、仕上がりはこうしてほしいと指示して、「これで作ってください」と言うしかない。「何年
ラインナップが揃うまでに要した時間は二年半... の続きを読む
酒屋、乾物屋、小料理屋など、個人の小ぢんまりした店の棚で見かけることが多いのが、招き猫の置物である。とくに花街関連の業種や飲食店の店主に縁起かつぎで置く人が多いとされる。招き猫の由来には諸説あるが、江戸の遊女・薄雲が猫をかわいがっていたことから、模造品が日本中に広まったという。また、江戸時代に流行した招き猫が今戸焼製だったことから、今戸焼の地元・浅草の老女の話も伝わる。駄菓子屋商売がつぶれそうな老
猫の像を置くのは遊郭の文化だった... の続きを読む
大学に教師がいなかったら、大学ほどいいところはない、といえるかもしれません。それでも、例えば、私たちの大学には二百人程度の専任教師がいますが、教師よりもできる、学力が上の学生はいない、といっていいでしょう。残念ながら、そんな状態です。早稲田の場合は、教師よりできる学生が、半分とはいいませんが、三分の一はいるでしょう。東大の場合は、ほとんど全員、学生の方ができる。学力が上です(三十年前と現在とでは、
大学に教師がいなかったら?... の続きを読む
当時、一年生を受け持っていたのが幸いしたのでしょう。そのうち、自然にひょろっとうぶ毛が生えてきました。十五年たった今でも髪は薄い方ですが、おかしくないほどにはちゃんと生え揃っています。母は抜け毛事件以来、新しい髪が生えてくると、「ああ、ほれぼれする!」と、感嘆の声をあげるのでした。「ほれぼれ」と言えば、私はしなやかなロングヘアの女性を見ると、同性ながらすてきだなあとほれぼれしてしまいます。長い髪は
今でも髪は薄い方... の続きを読む
ラジエーターの冷却液は減っていたら補充する。昔のクルマは水道の水を入れておけば十分だったが、最近はメーカー指定のものを入れることが多い。これもディーラー行きだ。ウオッシャー液は、入れっぱなしにしたまま使わないと腐るので、こいつもチェック。腐っていると酸っぱいようなイヤな匂いがする。空っぽにして、1〜2度、水道水を入れ替えて洗う。ファンベルトの張りを指で押してチェックするが、昨今はおおかたテンショナ
冷却液は減っていたら補充... の続きを読む
「汗、かいてきた?体の中の余分な水分や老廃物は、汗と一緒に出ちゃうわよ。ほら、汗を出しやすくするオイルを塗ってからサウナに入っているでしょう。だから代謝がよくなっているのね」私の顔の位置まで来ると、店長は腰を落として屈み、説明を続けた。「それで低周波を行えば運動をしているのと同じなのね。だから体にもいいし、代謝がさらに高められるから、脂肪も燃やしてくれるのよ。体質改善で体重はかなり落ちるわね」額に
エステに通っている意味がない... の続きを読む
その他『?「入試英作文攻略の新技術360」(桐原書店)?「英会話問題のトレーニング」(増進会出版)?「英語構文詳解」(駿台文庫)?「整序問題完璧演習上・下」(研究社)?代ゼミ西谷先生の直前講習「CANDYROCK」』?は英作文対策。例文ごと覚えればより効果大。?は会話問題対策。ほかにも早大−政経の物語文や慶大に頻出の英文エッセーなども会話問題の延長として練習を積んでおきましょう。??は整序対策。?
英語力の土台となる基礎... の続きを読む
ホールが「エンコーディング/ディコーディング」の概念で示したような、この二つの力の間の緊張関係を、フィスクはどのように把握しえているであろうか。彼は著書のなかで繰り返し、実際のテレビ視聴は「現実社会における主体の位置づけとテクストそれ自身により提起された主体の位置づけとの間の折衝の過程」であることを強調している。とりわけ彼は、通常のテレビ放送では、番組のコードは傾向的に支配的なイデオロギーを助長す
大衆性がテクストに多義性を導き入れる... の続きを読む
私は「とことん使える」と自信を持てるものへの投資は惜しまないと自負しています。今、自分のワードローブにパンツが不足しているとします。着回しを考えてまず買うべき色は黒という判断をしたとしましょう。そしてお店へ探しに行ったとき、文句なしに似合う一本の黒いパンツを見つけて、しかも予算に余裕がある。皆さんはここでどうしますか?デザインや色の違うパンツを探しに他の店に行くか、一本でやめるか。私ならここでもう
無駄な投資と有意義な投資... の続きを読む
従来の東京師範学校は、これより高等師範学校と改編された。後に、尋常師範学校は師範学校と改称され、高等師範学校は広く中等学校(尋常中学校、高等女学校、師範学校)の教員を養成した。この師範学校令に続いて、つぎつぎと諸細則が定められ、師範学校は内実ともに確立していったのである。1907年4月に公布された「師範学校規程」には、生徒教養の要旨、学科およびその程度、教授日数および式日、編成、教科用図書などがさ
従来の東京師範学校... の続きを読む
「今日は暑くなりそうだから、麻のシャツで出かけよう」「デパートに行くから冷房対策をしていこう」その日に着る洋服のことはあれこれと考えるのに、環境に合わせてメイクを変えている人は、非常に少ない。私は、皮膚というのは体表を覆う「洋服」だと考えています。寒い日には毛穴を閉じて体内の熱を逃がさないようにするし、暑いときには毛穴を開いて汗を出し体温を下げている。それをサポートするのがメイクの役割です。だから
皮膚というのは体表を覆う「洋服」... の続きを読む