唇の荒れや手足のカサつき、軽いひび割れなどには手作りのクリームが役に立ちます。クリームを作るときには、ビーワックス(蜜ろう)を使います。ビーワックスは蜜蜂が巣を作るときに出す天然のワックスで、皮膚を柔軟にする成分や保湿を促す成分が含まれます。抗菌作用があるので台所での小さな傷ややけど、虫に刺されたときに塗っても効果的。クリームはビーワックスとキャリアオイルをベースに、精油を加えて作ります。ビーワックスとキャリアオイルの比率を変えれば、作り方は同じで粘性の違うクリームが作れます。リップクリームは、唇は粘膜に近いので、精油の使用はあまりおすすめできません。ごく低濃度で使用して、ビーワックスとキャリアオイルの効果に期待しましょう。ホホバオイル15mlとビーワックス3gに対して精油は1滴で充分です。おすすめの精油は、作用が穏やかなラベンダー。荒れた唇にうるおいを与えて、口もとを美しく見せてくれます。さらに、唇の血色が悪いときは血行を促すベチバーや、乾燥とひび割れが気になる唇にはベンソインの精油がうるおいを補給します。唇は敏感な部分なので、クリームは必ず少量を試してから使用して、3か月くらいで使い切りましょう。また、ハンドクリームのクリームの濃度は、ビーワックス5gとキャリアオイル25mlに対して精油4滴が標準です。とくに荒れが気になるときは、治癒効果のあるカレンデュラオイルを使用すると、より効果的です。クリームは手の甲だけでなく指1本ずつと、爪のささくれや割れなどを防ぐために爪と爪母(爪のつけ根部分)にもよく擦り込みながらマッサージします。クリームをなめらかにしたいときは、フロ上フルウォーターやハーブの浸出液(お茶)を加えます。これをボディクリームとして利用するのもおすすめです。入れる精油によっては虫よけやしもやけ用のクリームにもなります。こうした手作りクリームは、手首などにつけて香りを楽しむ練り香としても使えます。
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